物の持ち方、置き方
すべての物は、自分の方に向けて持つのが基本です。ただし、大きい物や食膳のようにあまり動かしたくないものなどは、相手の方へ向けて持ちます。ふつうの物は胸の高さに持ちますが、食べる物は、なるべく息のかからないように高めに身体から離して持ちます。 小さな物を持つときは、女性は右手に置いて左手を添えます。男性の場合はその逆に、左手に置いて右手を添えます。盆などのように、両手で両側を持つ場合は親指を残し、底に四指を添えて持ちます。竿のような細長いものは右側に、右手に握って持ちます。また重い物や大きな物、座ぶとんのように下に敷く物は、低く両横を持ちます。手先の力ではなく腕で持つつもりで扱うと、手も縮まず、見た目にも堅苦しくなく、腰で持つことになって安定を保てます。 物を置く時には高い音をたてないよう静かに置きましょう。たとえばカップのような小さい物は向こう側、手前の順に置きます。大きい物は、向こうの左、右、手前の左、右の順に置くと、静かに置くことができます。