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マナー110番

刃物類の受け渡し

 台所で使う包丁類や、文房具のカッターナイフや鋏(はさみ)など、私たちは日常生活の中でさまざまな刃物を使います。これら刃物の受け渡しは、相手が安全に受け取ることができるように、ということに特に注意しなければなりません。鞘(さや)があれば鞘をつけて渡しますが、鞘がない場合、刃を自分の方に向けて、柄を相手の方に向けて渡すというのが、日常的によく行われる方法です。カッターナイフは刃を引っ込めた状態で、ハサミは刃先を閉じた状態で渡します。受け渡しの際、安全のためにも、また、刃を錆びつかせないためにも、刃の部分に触れないように気を付けます。 より慎重な方法として、「日本の礼法」には、以下のような受け渡しの作法があります。まず、小刀を、身を上に、柄を下に立てて、刃の先端を自分の方に向けて、片手で持ちます。すすめる時には、左手に移し、渡す人の方に刃を向け、右手を柄の下に仰向けて添えて出す、というように行います。日常的な場面においては、いずれにしても、相手が受け取りやすいように、また、怪我をしないように注意深く行うのが大切となります。

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