お返し
日常生活の中で、さまざまな贈答の機会がありますが、お返しをどのようにしたら良いのか迷うことがあります。すぐに物でお返しをするというようになったのは最近のことです。本来は、慶弔の贈り物ならばともに喜んだり悲しんだりする気持ちを表わし、お礼の贈り物ならば感謝の気持ちを託すものです。したがって、必ずお返しをするという必要はありません。物を返すよりも、すぐにお礼状を書くことの方が大事です。もしも、今までの習慣で気持ちが許さないなら極く簡単に志だけのものを返せばよいでしょう。 例えば出産祝の場合は、お祝いを下さるのは、赤ちゃんに対する祝福であり、出産には大変な出費もかかりますし、若くて収入がないのが普通ですから、誰もお返しなどを期待していません。それでも何かを返すのなら、ほんのしるし程度のものか、せいぜい半額以下のものにとどめます。 また病気見舞いをいただいた場合には、病気快復後に快気祝を贈ります。「快気祝」と表書きをした熨斗紙をかけ、水引は紅白の結び切りのものを使用します。これはお返しというよりも全快した喜びを伝えるものなので、何を贈っても良いのですが、値段の目安は、いただいたお見舞品のおよそ三分の一か二分の一の金額です。