
香典とは、死者の霊に手向ける香を持参するかわりに香の料(代金)を包むものです。これは、遺族の葬儀負担を少しでも軽減してあげたいという気持ちと、生前故人から受けた厚情に報いる感謝の気持ちから贈るものです。
宗教に関係なく、霊前に供える現金を香典と言っていますが、香典を入れる金包みは葬儀の宗教形式によって異なります。
持参するときは相手の宗旨に添ったものにします。宗旨がわからないときは表書きを「御霊前」とするのが一般的です。黒白の水引きでハスの葉模様が入っていない不祝儀袋を用意しておくと便利です。
法要は追善供養ともいい、死者の冥福を祈り、その霊を慰めるために行う行事です。
神式では「霊祭」、キリスト教式では「記念祭」「追悼ミサ」と呼びます。
死亡した日から四十九日目まで、七日目ごとに七回の法要。
一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌(あとは五十年目ごと)の年忌法要。
葬儀の翌日の翌日祭。
死亡した日から五十日目まで十日目ごとに霊を祭る毎十日祭。
百日祭、一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、五十年祭までは十年ごとに。
プロテスタントでは死後一週間か十日目、または一ヶ月目に記念祭。
カトリックでは三日目、七日目、三十日目、一年目などに追悼ミサを行う。
お悔やみを述べたり弔電や弔文を出すときなどは、十分に言葉使いに注意しましょう。
忌み言葉といって、次の言葉などを嫌う習慣があります。
香典は通夜か葬式の時に持参しますが、両方に列席する場合は通夜の時にふくさに包んで持っていき、受付で渡します。
遠方などでやむをえず通夜や葬儀に参列できない時には、まず弔電を打ち、その後香典を郵送します。お悔やみ状を同封して、現金書留の封筒に入れて送りましょう。香典に使うお札は、新札でもかまいませんが、前もって用意していたという印象を与えないために、一本折り目を入れるのも遺族への心遣いといえるでしょう。
表書きは濃墨よりも薄墨で書くのが正式です。