企画展のご案内


北九州市立小倉城庭園企画展
相撲〜歴史と文化〜

平成17年4月9日(土)〜5月29日(日)

於:北九州市立小倉城庭園企画展示室



 相撲をとっている人の意匠が施された弥生時代の土偶や古墳時代の埴輪などが出土しているように、相撲は太古から自然発生的に各地に存在していたことが確認されます。そして平安期には「相撲(すまいの)節会(せちえ)」としてその年の吉凶を占う国家的な儀式として天皇の前で行われ、その後、鎌倉・室町の武家社会では武芸を高める手段として奨励されていました。

 江戸時代になると、大名がお抱えの力士を持ち屋敷で相撲をとらせ自らの楽しみとしたのをはじめとして、民衆の楽しみとして相撲をとってそれを観客が観戦する「勧進(かんじん)相撲(ずもう)」が江戸、京都、大阪で盛んに行われました。また次第に今日私たちが見るような相撲の形式が整えられ、またいわゆる人気力士が登場し親しまれるなど、江戸時代は相撲の人気が興隆した時代といえます。

 また長い相撲の歴史の中で、普段の私たちの生活ではあまり使用されない相撲ならではの道具が数多く生み出されました。「足袋」や「明(あ)け荷(に)」など使用者である力士に相応する大きさに特徴的なものや、「横綱」「化粧廻し」といった土俵上を彩るための道具などです。この有形の道具の他にも、「土俵入りの形」や「決まり手」などの無形の文化が形成されているのも相撲の特徴です。

 このたびの企画展では相撲の歴史と文化を、民衆の文化として根付いた江戸時代の相撲を中心に、相撲で使用される特徴的な道具も交えながらご紹介します。またあわせまして九州地域と相撲とのつながりも、「双葉山(ふたばやま)」をはじめとする出身力士とともにご紹介します。


◎「再現 平安朝相撲節会(すまいのせちえ)」情報ライブラリーにて映像公開中!

平安時代の相撲を本格的に再現した貴重な映像です。ぜひご覧下さい。
(※映像は平成6年に京都・平安神宮で再現されたものです。)

 「相撲節会」とは平安時代に宮廷でその年の吉凶を占う国家的な儀式として天皇の前で行われた相撲のことで、取組と併せて華やかに舞楽が奏され、盛大に催されました。平安朝相撲節会は、主に紫宸殿(ししんでん)の南庭を会場に、勝負は団体戦で、頭に花を飾った相撲人が技を競いました。
 当時は土俵がなかったので、押し出しなどの決まり手はなく、相手を先に倒して土につけた方が勝ちとなりました。


雷電使用の白足袋

双葉山定次の化粧廻し

「鉄ヶ嶽」ほか大阪張子相撲人形

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