平成20年4月15日の小倉城庭園
【花づくし】
今年の桜は散ってしまいましたが
桜の後を追うようにたくさんの花々が咲き誇っています。
【立礼席(りゅうれいせき)と今月のお菓子「花だより」】
桜の塩漬けを添えた上用饅頭です。
[営業時間]
平日 10:00〜16:30
土日祝 10:00〜16:30
料金:500円(税込)
【現在の小倉城庭園】
9時半頃の様子。
池は清掃中です。今週金曜日(予定)まで池は清掃作業を行なっています。19日土曜日からは綺麗な水をたたえた池が皆様をお待ちしています。
【春の庭園の花 レンギョウ】
鮮やかな黄色の花弁を持つ「レンギョウ(連翹)」です。中国原産の植物ですが、日本には『延喜式』(律令の施行細則をまとめたもの、927年成立)に下総国(現在の千葉県北部と茨城県南部)から薬として朝廷に収められていたものとしてこの連翹が挙げられているように、平安時代には既に日本で栽培されていました。薬となるのは卵形に生る果実で、解毒や利尿効果があるとされています。
【春の庭園の花 ユキヤナギ】
小枝に白い小さな花が2〜7個咲いていて株全体が一面真っ白に見える雪柳。なんとも言い得た名前ですが、江戸時代の人はこの花を「すずかけの花」(修験者の着用する白い法衣)、「小米の花」(『糸切歯』1762年)とも言っていたようです。今のように統一された名でなく、各地域の人々の感性によって名付けられた複数の名に、往古の人がいかに思い思いに自然を愛でていたか偲ばれます。
【春の庭園の花? イヌビワ】
春に実がなっているようですが、これ実は果実ではなく花嚢(かのう)と言って、この実のような玉の内側で無数の花を付けます。ちょうどイチジクと同じです。江戸時代はこの実を「小児喜食」(『和漢三才図会』1712年)とあるように子どもたちが喜んで食べていたようです。食べ頃は花嚢が紫黒色になる夏から秋にかけてです。
【春の庭園の花 ツツジ】
庭園では様々な種類のツツジが見られます。ドウダンツツジ、ヒラドツツジ、クルメツツジ、ミツバツツジ。このうちヒラドは長崎県「平戸」で古くから栽培された品種で、クルメは福岡県「久留米」で改良された品種で、どちらも九州にゆかりの品種です。※写真はヒラドツツジ
【企画展『家具〜江戸から昭和の技、美〜』】
今、企画展示室では江戸時代に芽生え明治時代各地で多様なものがつくられた衣装箪笥とその他の木の家具38点をご覧頂いています。展示している明治時代の大川箪笥(写真右)は螺鈿装飾(貝殻の光沢のある部分を削いだものを任意の形に器物に漆で貼り付けて意匠とする技法)が施されたもので、婚礼衣装箪笥としては、当時、他の地域に負けず劣らず豪華なものです。この箪笥には「ある花」が螺鈿で表現されて美しいです。ぜひご来館の上、上にご紹介した花とともに、実際にご覧になって何の花か確認してみませんか?
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